…と、いうわけで(前回参照)エリーナを病院に連れて行ってみました〜。 | |
いやいや〜噂には聞いていたけど実在しているとは〜……。 | |
? 結局どうだったの? | |
結局〜、体の機能は正常〜。 お月さんも来てた〜。 もっと大きい病気に罹っているのかと思ったのに〜。 |
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?? じゃあ何でエリーナは自覚がなかったのかしら? | |
それが〜、出口が完全に塞がっていたら出てくる物出てこないよね〜。 | |
………あ、まだ処女だったの? | |
そうだけど〜、ルシーアちゃん何か勘違いしてるでしょ〜? | |
え? だって、出口塞がってるって……処女膜のことじゃないの? | |
普通は処女膜には穴が開いているものなのよ〜。 エリーナは完全に穴がない状態だったの〜。 女の身体のことでしょ〜ルシーアちゃん物知らなさすぎ〜! | |
だって〜あたし親からも学校の先生からもトラップのことしか教えてもらわなかったもん。 身体のことなんてほとんど教えてもらわなかったもん。 | |
む〜、私の医学書を10冊ほど貸してあげるから勉強してね〜。 いい〜!? | |
ハ〜イ。(10冊は多いなー。 見るだけならいいか……。) | |
……ところでエリーナはどうしたの? | |
エリーナなら病院いったあとに、ユニさんに「ちょっと家に帰ってきなさい。」って言われて帰っちゃったよ〜。 | |
あ、そうなの? | |
そうそう、この前の壁紙プロフィールをやったときに〜、「自称エリーナの妹」のアリーナちゃんを捕まえたよ〜。 | |
見事におびき寄せ作戦成功したんだ。 で、また逃げられた? | |
しつれいね〜、アリーナちゃんは自分の意志で残ってます〜。 エリーナが戻ってきたら自分からも説明したいっていってるもん〜。 | |
ふーん。 | |
そろそろ自分の部屋に戻る。 医学書読んで勉強するね。 | |
ん。 ハイこれ〜。 | |
机の上にどさどさと医学書が積み上げられていく。 | |
ぶ…分厚い。 じゃあ借りてくね……うぅ、重い。 | |
しっかり読んでから返してね〜。 | |
ハ〜〜イ。 | |
ルシーアはよろめきながら部屋を出ていく。 | |
………………………………………………クスッ。 | |
うふふふふふふ、一冊だけ表紙は医学書だけど中身は別の本なのよね〜。 どんな反応してくれるかしら〜? |