うんしょ、うんしょ。 あー重い。 | |
ふー、こんなに分厚い本が10冊も持って歩くとさすがに腕にくるわね。 さてと……。 |
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ルシーアはきょろきょろと周りを見回す。 そして、 | |
ああ、クリスちゃんがいない………。 | |
あのー、人を無視しないでくれる? | |
きゃぁ、あなた誰? って、自称エリーナの妹さんだっけ? …あれ?エリーナは? |
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かなり前(2回前)にお父さんぶん殴りにあたしの家に行ったわよ。 それと暫くここに厄介になるから。 よろしく。 |
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あら、そう………。 | |
ぬはははは! ただいまぁ! | |
あら、噂をすれば何とやら、お父さん殴れた? | |
おぅ! バッチリ。 ついでにバトルアーマーを新調してきた。 | |
この写真を見ろ〜!! | |
ありゃー、ほとんどおっぱい丸出しじゃないの。 | |
あら?? これアーマーの縁が金色…。 | |
よくぞ気付いてくれました! ウェポンズへの昇格試験に合格したんだよ〜。 やっと、アタッカーの銀縁アーマーからウェポンズの金縁アーマーに……。(涙) |
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へーいいな〜私もこんなの着てみたいな。 私の防具って革製のブレストアーマーだけだもん |
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ん? 着てみるか? アーマー1式あるぞ。 | |
え!? いいの? 着る〜! | |
ふにゃ〜ただいま〜。 お風呂はいってさっぱりしてきた〜。 | |
? 何やってるの〜? | |
あぁ、アーマーの試着するんだよ。 | |
しっかしお姉ちゃんの国のアーマーはモールドや装飾が入ってなくてシンプルよね〜。 | |
エリーナはがさごそと袋の中からアーマーを取り出す。 そしてルシーアはブレストアーマー(?)を手に取ったが…… |